飯嶋家の一族、というサブタイトルでもつけられる気がするような一冊でした。
開さん帰還話。飯嶋の家の人たちの妖怪に対する免疫のついているついてないといった具合の差がすごい。
かつらさんが神様であったなら、彼女とマレビトであるところの開さんが婚姻していた二十何年間は、あの家は幸せだったのだろうか。有村が死んでしまったことで鬼への生贄となったなら。
そして浄さんであった彼が「ご両親が心配なさっています」と言ったのだから、おじいちゃんもおばあちゃんも心配してたんだよね…。よかった。
ちょうどもののけの中から出てきたってことは、ずっと家の隣(からつながるところ)にいたんだよね?蝸牛気づけし。
人は彼を神隠しと呼びます。
まだ蝸牛がいるということ。キラキラしてますよ。開さんには見えているんじゃないですかね。だからこそ帰りにくいんだと思います。
本来開さんにあげたかったんじゃないかな、青嵐を。律が生まれたから律にあげたけど。
そして律と司ちゃんのまったく進展しない感じも相変わらずですね。うーん、どっちにしろ司ちゃんが司ちゃんである限り、律のところに迷惑かけに来ると思うんですが。
律は律で結婚するのかどうかも怪しいものだし。つーかお祖父ちゃんどうやって結婚したんだろう。。
あとは鬼灯がなんとかしてくれるのを祈ります。煽れ煽るがいい。