PEACEMAKER 鐡 6

 

PEACE MAKER鐵 (6) (ブレイドコミックス)

PEACE MAKER鐵 (6) (ブレイドコミックス)

 

 

どれだけ待ちわびたことか。待った年月に恥じませんでした。よかった。正直前巻の終わりから収束が見えなかったもの。

でもとりあえずカバーを外した私はよく覚えていたと言っていいでしょうね!!

 

平助。エロかった。(えー

なんかエロかったよ平助。ていうかあの三馬鹿の中ではエロ担当だったもんな。最初は空気が読めないとか人を傷つける言葉を平気で言う担当だったけど。あの髪とか最高だった。

死んでも守るから」あーーーーーーーー言っちゃったーーーーーーーーーーーーーーー!!

心揺れた!正直心揺れたよこのセリフ!別に腐った意味じゃなくてね、彼は結局大事すぎたから新撰組から離れなきゃやってらんなかっただけの子なのよね。「共死をもいとわぬ友情」が通用するのはこの子たちだけだと思うの。沖田さんや土方さんはなんだかんだと“上の人”だから、出来ない。出来ないことを責めたりはしないと思うけど、でも三馬鹿はこうとしてしか生きられないんだよね。新八ちゃんなんかあれだけ賢いのに。

平助は特に心がそんなに強くないのに。逃げちゃった彼を責められない。パニックに付け込まれたのは平助の弱さだけど。

平助は展開的に死ななくてもよかったと思うのよね…。あ、ダメだ、斎藤さんが知っている。そっか。でもここまでやっちゃったら、平助が実は名前を変えて生きてましたよー(「藤堂平助」は死んだ、みたいな)でもアリなんじゃね?と思うのです。

まあとりあえず私はサノを支えていた壁になりたいです。

 

そしてこの流れがショックすぎて三浦さんは人斬りになっちゃうわけですねわかります(^^)

 

そういえば高台寺党の人は名前もわからんかったわけですが、あの新八を捕まえた伊東2号みたいな人、すさまじいピアスしてるんですが、…えー。。

 

伊東さん。あっさりすぎる気はしますが、まあこれ以上彼が生き延びてもしょうがないってとこはありますもんね。

しかし最初はただのオカマだったのに、どっかで見たようなオカマに…と思ったらあいつだグレル!グレルとセバスの戦いのとこみたいな台詞吐いてるw

 

斎藤さん。

受けくさっ!!!受けか。お前は不思議トラウマ持ち受けッ子だったのか!

ていうかちゅうにびょうですか。歴史の流れがわかっていて、自分が関わろうが関わるまいが流れて行くことに絶望して、おれなんかいなくなって世の中変わんねぇんだろうははん…って感じになっていたって解釈でいいですか。迷いすぎです。

自分が関わることで鉄っちゃんを助け出せるという希望。鈴の言いなりになることへの拒否。時間がないことへの焦燥。そしてそれらを動かす衝動。よかったなちゃんと歯車が動いて。

サラを助けに行ったあたりちょっと斎藤さんは時間軸まで動かしたんじゃないかと思いました。そういえば思いっきり忘れていましたがサラ姐さんは明里さんだったよね!鉄っちゃんがぎゅってしてくれたのよね!

そしてサラに言われて思い出しましたが、こういう話ではちいとも出てこないな廓人生。お沙耶ちゃん。

あとリョーマがまだまだ鉄の傍にいるんだなあって。斎藤さん自分一人だけ楽しんでんじゃねーよこの状況。っていうか鉄の後ろにピースメーカーが憑いているならリョーマさんと仲良くやれてるかもしれません背後霊的な意味で。

 

鈴。正統派ヤンデレとはまさに彼のこと。ここまでやってこそのヤンデレ

吉田の稔麿さんはいまだ鈴の心身を支配しているけれど、でも藩邸に鈴を遣わした時の彼の顔には、そんな思いはなかったと思う。あの渋みのある顔は忘れられん。

…っていうか結局膕さんは鈴に恩を感じていた人?まさかの下剋上展開になるんですか?それはやめて!個人的には鈴は最後まで鉄を見ていてほしいの!膕は最後に鈴を抱きしめて去っていけばいいよ(ゴッドチャイルドのドクターみたいな)

だから鈴に鉄の叫びが届いたとしたら、それは斎藤さんが亡霊を断ち切った直後だからかなって思います。ただ今更な気はするがな!最後までヤンデレってほしいものです。

ていうかふっと思い出したんですが、結局鉄っちゃんの両親を殺した(「おまえら攘夷派なんぞに渡すわけにはいかん」ってのもなんだったのか)のは稔麿さんじゃないのよね?本人が覚えてない可能性を否定しておくとwってことはどう考えても殺したのは土方さんってことになるのよね。ただそれをこれから北に走ってく過程で五稜郭までついていく鉄っちゃんに土方さんが気付いたとして言うかなあって思うけど。

 

陸奥さん。うひゃああああああ!剃刀むっちゃんがまだ若い!(はずだがそんなに若くないなw

 

土方さん。

萌えますねー。あ、沖田さんとの絡みのあたりですよ。(真顔

いやね、近藤さんと立った時はすっごい安心感あって、「待たせたな」(それは組!)と離れていたんじゃないっていうのが、どれだけ安定しているかっていうのが身にしみた。

たとえば崎さんの言葉を受けて望み通りにすぐ動くのが土方さんとしたら、いたわるのが近藤さん、みたいな。

んで、本来なら手足となって動くのは沖田さんだったと思うの。そうやってバランスをとってきたわけで。

土方さんの親が亡くなってしまって、結核がトラウマになって、沖田さんまでっていうのに沖田さんは気づいていたから、だから必死に隠してた。トラウマって言えば沖田さんもだけど、よりどころにされた土方さんも共依存してたから。

ああああああああああでもこっちの心が痛い。結末はわかってるはずなのに。そうよ!斎藤さん、こっちなんか歴史は変えられないってわかってても心が痛いだからな!!

ただ一つ、キレた沖田さんならたとえ結核に倒れていても膕を倒せるんじゃないか疑惑がありますww

 

いつかもし鉄っちゃんが絶望した日に。

いつか君が先の日々を問うたならこう言いたい。

「好きにならずとも良い」「期待もするな」「けれど君の人生は、絶えず素晴らしい」

 

とりあえず何年かかってもいいので、北上編を。一心不乱の軍服萌えを!!