地球へ…

キース・アニアン…!

キースがいたから大好きになりましたありがとう。そういえばキース・アニアンが兵頭のモデルとかどっかで聞いた覚えもあるので、私が惚れるのも必然といったところ。あいつのこと(人間的に)大好きだったのさ。

 

正確にはキースの周りの人たちがいたからこその輝きだとは思います。

マツカが溺れるキースを救いだしたとことかまじマツカは天使だと思いました。あの笑顔やばくないですか。

キースにはなんとなく死にたがりなところがあって、だから最初はもしかしてシロエが迎えにきたことに笑顔だったのかもしれないとまで思って、でもあのおぼれそうになった瞬間、確かに彼は生きたいと思ったと思うから、マツカがちゃんと捕まえて、戻してくれてよかったと素直に思えます。(いやシロエには救えなかったキースをマツカが救いあげたっていうことだっていうのには若干の悲しさもあったりしますが)

悲しんでくれた…キース」ああ、この設定はちょっと安易かもしれないけれど、それでもマツカが最期に満足したならそれでいい。マツカが幸せであったならもうそれでいいじゃないか。キースの想いが伝わったならそれでいいじゃないか。そう思います。

 

あと、マツカを殺してしまったことでトォニィがめっちゃ苦しむじゃないですか。ああ満足だ。トォニィはトォニィで、そろそろ自分で色々考えるべき時代やん、と思っていたので、それが無茶苦茶嬉しかった。

そして「人間とミュウはわかりあえる」と主張している存在だったからこそ、彼についてジョミーとキースはわかりあえた…少なくとも共通点を持つことができたのだから、彼の存在は大きかったと思うの。

サムが死んだことも間違いなく共通点だと思うけどね。

サムもね、いいよね…。あのおもちゃ(?)をとってあげるところとか。まああのひげ面であの台詞はなかなか厳しいものがありましたが。赤ちゃん言葉とか単なる子安の暴走かとww

 

そして忘れられないのがシロエ。正直サムとは友情でいてほしいが、シロエとマツカはそれぞれ違った意味で受け受けしくあって欲しい。

シロエのツンデレはまあ見事でした。だいたいなんだセキ・レイ・シロエって。萌えポイントしかない名前をつけた親グッジョブ!

そして最後まで抵抗した彼が好きです。彼には抵抗という意識すらなかったかもしれないけど。ただ彼は飛ぼうと思っただけかもしれないけれど。象徴であって、たぶんキースの考えを真っ先に変えた子だから。

シロエはマザーの体制に対する批判者で、ちゃんと「記憶がおかしい」ことから世界の歪みに気付いた。そしてキースに将来を託しながら、精神が衰弱した状態でも、本物のシャングリラを求めた。

ピーターパンは幼い頃の象徴。マザーによって失われた大切なもの。もう覚えてなくとも、シロエは誰にも奪わせたくなかったのではないでしょうか。

 

ジョミーとの戦いのシーンでは少年時代から今までの総括といった具合の老けさ加減に心臓がもたないかもと思いました。ああ、いい、あのおっさん具合がいい。

ジョミーがショックで失明とかするシーンはどっかで聞いたなと思ったらO2でした。ちょ、O2は親友一人でそうなったってある意味すげえよ。

原作はある意味ジョミーとキースはわかり合ったライバルみたいになっていて、だから「地球を頼む」と言う言葉と「今度こそ俺を殺せ」というキースにこたえた姿にもうこぶしを握ったわけですが!

キースこそ価値観が180度変わる中で頑張ったと思うの。。。コンピュータの申し子が管理から抜け出るって大変なことだ。だけど私はフィシスの胎内に戻りたいとかそういうラストでなくてよかったと思います。

 

地球へ・・・

地球へ・・・

  • 発売日: 2016/09/12
  • メディア: Prime Video