神と人の物語

生きている限り、未来につながる道は、どんなに細くとも必ず目の前にある。

 

それは、スリウォンとスーリヤの二人だけのサーガラだった。

このラストシーンが頭にあったのか、カラワンギのテーマソングはこれです。

ナナムジカの、Ta-lila。

 

さて、カラワンギは津守さんの作品の中で一番好きなんですが、スランプに陥られた?かなんかで文体が変わってもう戻らないとおっしゃっているので、三千世界からこの文体にはもう戻らないのですねえ。三千世界は三千世界で好きだけれど、この熱帯+エロな感じが好きでした。

 

だいたい初っ端からロヴ君が出てくるとか私のテンションをどうしたいのですか。くそう早く三千世界にもロヴ君を!ロヴ君に私は飢えている!

変わらない童顔も、白髪がまじってしまった赤い髪も!ああああ悲しい。ロヴ君は果たしてフリーダのことを知っていて紹介したのでしょうか。知っていたならO2に教えておいてやれよ!と思うし、知らなかったらロヴ君可哀想(>_<)ってなるし、難しいところですね。いや、O2にあんたが死ねばよかったのにって叫んだから知らないってことですか。フリーダについてはただ使えると思っただけ?ううん、相変わらず可哀想な扱いでなによりです(あれ?)

だってオリジナルが死んだ時のO2に唯一つきあって頑張ったんだよ?もうルシファ並みに不幸な人だと思う。

それでO2のわかりにくい愛情とマリリンのわかりやすい愛情をもらった子なんだからさあ、もっと大事にしてあげてください。

 

カラマイは情報部二課課長ですが、これって三千世界の時も機械につながれたカラマイでしたっけ?

ん?ニコルとロヴ君は面識があるのよね?おっしゃ!(ガッツポーズ)いまだにカラマイと友人なロヴ君も萌えるし、ショックを受けてしまったニコルも抱きしめてあげたいよ!

ニコルはコルネラとの一件以来白氏が大嫌いになったみたいですが、コルネラはなにやらニコルのお母さんみたいですね。確かに父と母のイメージが混ざっておかしなことになっていると言われたわけで、O2は間違ってなかったわけですが。

この忠告を考えると、ニコルはエイゼンに似ています。物事を斜に構えて見ているだけでは、何も解決しないよ。

 

白氏って1000年も生きてましたっけ?400歳なんて可愛いもんじゃないルシファ。

でもウィーヴが短命な種族を嫌いになる理由はわからんでもない。だって私も馬鹿は嫌いだ。だから殺していいかとなるとねえ、と思うけど。消極的になる程度なら構わないような気すらするけど、それだったら自分の権利を主張できないのかな。要は面倒見の問題ですね。

 

「多少わがままで傲慢で莫迦ですが、しつけ次第でなんとかなることは私が保証します。何よりも、可愛いのがいいんですよ」

タウ!あんたそんなこと思ってたんかい!

「あなたは男で、わたしは女だわ」男が自分を許せないなら、女が代わって許すし、男が傷ついて帰ってきたら、女がそれを癒す。それはすごく綺麗な理論だと思います。そう出来る女でありたいし、そうさせてくれる男であってほしい。

綺麗と言えば、チャンドゥアは最初タウポジションだったのに、こういう最期になるとは思ってもみなかった。

思いを告げることもできなかった彼が、死ぬまで胸の奥に抱き続けた白い花だった。

こういう文章が好きだった。

にしても結局ティエンマを好きだったのよね?ブラナーは。友人として手に入れられてよかったわねって言ってるのよね、アスカは?たぶん。ブラナーはまさに、マサラのような男だと思います。

 

そして、マサラの話の展開を全て持っていってしまうようなO2とフリーダの登場でした。いやーこいつらまじすごい勢いで話をかっさらっていった。

話自体はつながっているのだけれどな。ニコルがマリリンに王族の義務を強要するのは、ちょうどティエンマにカオヤイの義務(力あるものはないものを守る義務がある)を強要する村人のようでした。

「使命よりも、―君たちラフェール人よりも、私一人の命が大切だと言ったのだから

マリリアードは、私のものだ

全力で惚気ることが出来て楽しそうですねO2!そりゃゼロ船長もたじろぎますよ。

カオヤイに似ているのはO2ですが、どうして全くもって尊敬する気にならんのか。彼の部下になったらわかるのかもしれんけど、とりあえずカオヤイとO2だったらカオヤイの方がいいな。

違いを認めずに愛するから、思い通りにならないと殺したいほど憎むことになる

O2の発言にしては素敵です。至言だと思う。

そしてニコルとO2は延々とこんな会話を繰り広げていたかと思うと、さぞかしO2は楽しかったろうなあ。不毛だ。

「君たちは本当のマリリアードを知らない。あいつは私に対して、サディストだったぞ」

「優越感に満ちた笑いを浮かべて、変態な台詞を吐くのはやめて下さいッ!」

そして三千世界の惑星間通信に続くというわけですね。

カラワンギ・コンピュータが我がままさんという話は出ていましたが、確かに我がままかもしれん。…でもスーリヤだけど!これだけの犠牲を払ってるんだから高く売ってやれって思ったのかもしれんけど。

 

<自由としてのM>

ゼロ船長の言い草がなんかルシファに似ているのは、やっぱり親子だからかしらね。マリリンの方に似ればよかったのに。。

オレンジ・フレーバーのメレンゲ姫。あーそれはカジャに外見はよく似ていることで…。カジャに対してニコルが好戦的な理由がわかるというもの。まあいいけどね!今(本編終了後)カジャは幸せそうだから。

オレンジ・フレーバーのメレンゲ姫。やはりあなたには、明るい空色がよく映えますね。ずいぶん昔のプレゼントですのに、今でも大切にしてくださってありがとう。

「だって、あなたは死ぬじゃないの。時の中へ私を置き去りにするじゃない…っ!」

 

Jってそんなふうにマリリンのこと思ってました?いつか雑誌にロヴ君とマリリンがまた一緒の任務につく話があったような気がするんですがあれのことかな?Jの脱獄の手助けをする話。ええと、O2の両親は結局生きてたんですか死んでたんですか。あれが文庫おちするのはいつのことでしょうか。。

ていうかユーリも三千世界に出てきてもおかしくないんだよね?生きることに積極的になった彼は思いもよらない方向に走りそうで楽しいです。

全員因果応報といいますけど、とりあえずまじでロヴ君は可哀想です。ああもう最初から最後まで感想がこれかよ。

 

―ですが、あなたがそう思う限り、あなたも私のものなんですけどね、オリビエ。