東京クレイジーパラダイス

↑最終巻まで読んで思いだしたこと。竜二って…いや司もだけど…中学生だったん…!?

だって途中までは確かに学校のお話とか、修学旅行のお話とかあったから覚えてたんだけど、あの国際空港の闘いのあたりから忘れ去っていたよ。スーツ姿でマスコミの前に立っていたのとか…ちょww

 

まあ12巻から18巻が一日の出来事だって気づいたのはこれを最初に読んだ中学生の時でしたけどね。ちくしょう鴨さんがあのまま寝坊しててくれれば何事もなく(?)一日は終わったのに。

そう、一番好きなのは鴨さんのシーンです。だいたい花とゆめとか恋愛オーラばりばりの雑誌をめくったら銃と血が飛び交っていたなんて。(まあ夢いっぱいの少女誌で伏字使った男もいるから今更か…)

ちょっと今手元にないから台詞を全然思いだせないんですが、

弾切れですか。ポンコツですね―。やはり、ドスに限ります

刃は持ち手の心を映す

あなたにも、この世から消えてもらいます

とかそういう独白があったような気がするんです!あああああ鴨さん大好き!

だいたい昔話とかして二代目とか絡めて見事に死亡フラグがたっていたんですよ。綺麗に回収されてもうどうしようかと思いました。泣いた。

あなたはいつも、私が辛い時に、手を差し伸べてくれるんですね―

ってことは生きることが辛かったのかなあ鴨さん。司の存在で安心しちゃったから、二代目と唯がいるところにやっと行けるって気持ちだったのかなああああああ。それはそれで悲しい。

とにかく、あんな鴨さんのようなお父さんであるところの旦那が欲しいです私。

 

一番好きなキャラ女の子編は朝来。まさかまさかのポリスとの恋愛のあたりなど、父との確執など、なかなか共感できる一般人の女の子でありました(というか一番中学生ぽかった)。「馬鹿にしないでよ。逆境に強いのよ、極道の女は―!」というあたりが耀いてたわ。

男編は(男の子なんて言えない)佐田権佐衛門、じゃなかった御海道シバ。というか総領深角の体w

めんどくさい愛を貫いて戦争を起こしたお馬鹿さんではありますが、若桜の愛を知るや否やあっさり若桜のところに旅立とうと決意するだのするあたりは、行動が一本筋が通ってて良かったと思います。

深角への志揮の愛は助けてもらっただけはあってなかなか深いものがありましたが、志揮が司の異母兄というのは笑えない事実。というか東さんは若桜の付き人であるがゆえに一番物事をわかっていた人だったんじゃないかなあと思うので、ええいお前がもうちょっとうまく立ち回れば!と思わんでもない。