朝?MORROW? 硝子の街にて(5) (講談社X文庫ホワイトハート(BL))
- 作者: 柏枝真郷
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/10/25
- メディア: Kindle版
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講談社より、硝子の街にて5巻。
しかしこれってBLなんでしょうか?いや確かにBLに違いはないんでしょうが…
だって告白するのに5巻かかってるんですが。
アオリは「どこまでもピュアなノブとシドニーの、“友情”と“純愛”のNYストーリー」です。(大事なことなので2度言った)
とにかく癒されます。作中でノブにシンクロしてブルーになったりもしますが、シドニーがひっぱり上げてくれるので安心です。
ガルフ・ウォー・ベイビー。
真実がどこにあるのかわかりませんが(そんなコトは研究職にでもなってから言え)、少しでも優しい世の中になっていますように。
な、なんか理由がやりきれないっていう以前に、私の大好きなサイトさんの一番大好きな話と同じなのでもうどうしていいんだか。泣けます(ミラージュですからもう余計…)
ノブが風邪を引くのを見て、なんだかシッコ(マイケル・ムーア監督の)を思い出しました。そうか…風邪でも病院にもひょこひょこ行けないのか…
「まぁ今日山田さんいらっしゃないわ」「お加減でも悪いのかしら」という会話が病院の待合室で交わされることもないんだなぁ。
ノブは珍しく精神不安定で、やつあたりしてますね。なんだかこう…自己嫌悪で死にたくなるっていうのはわかりますよなんとなく…
I LOVE YOU…
うん、シドニーも勢いに任せて言い切った感がありますが…よかったね。一生友情だったところだよ。
離れてる間に生じる変化への恐れ。
お互いは別々の人なのに、独占欲による嫉妬が押さえきれない。
視界の端に、蒼い蒼い、あの日の空色が見える。
たぶん、ノブはようやく癒されたんじゃないかなぁと思います。
たとえ無自覚に寄ってきたりしても、きっと2人にとって最上だったのね、あの時点では。