城崎にて

まず皆さま、地震に要注意です。しばらくは下れませんね。
何がすごいって、11日の地震が起こるぎりぎりの時間に城崎温泉から京都経由で名古屋に帰ってきた私のカンですね!(用事があったせいですが;)
そしてお台場でビル火災発生というニュースを見て、東京にいる姉を心配しようとしてふと気付く、そういえば春休みだからって帰ってきてたっけ…。
もう1週間遅ければ東北を旅行し、山田町で牡蠣食べ放題をしていたであろう私。運がいいのか悪いのか、とりあえず旅館はキャンセルですね。というか20日のHARUコミ大丈夫なのでしょうか。
→すみません、私は帰ってきた時は、まさかこんなになるとは思ってもいませんでした。個人的には、戦後10年で「もはや戦後ではない」となった日本ですから、同じくらいの時間をかければきっと立ち直ると信じています。HARUコミどころか学会すら中止になりそうな。

さて1泊2日で城崎温泉に行って参りました。個人的には温泉街に宿泊したい外国人がいたら連れて行くレベルですね。街中で作り上げている雰囲気が抜群でした。
朝の0900くらいに名古屋を出たはいいけれど、ナビのない車で行ったせいで尼崎まで行ってしまい、もう一度考え直して城崎まで行きました。
城崎…き・の・さ・き、です。決してしろさきとかじゃありません!いい年した同級生が読めなかった時はもうどうしようかと思いました。しかもそれだけではなく吹田(すいた)をふいたと読む始末…いやどんなボケかましてるんですか関西人。

城崎は日本海側ですので、昼食含め6時間くらいで到着しました。(電車は4時間くらいかかる)
但馬の名物ラーメン(自称)を福知庵で食べて(コラーゲン膜張ってた)、海の駅で蟹と戯れながら、です。但馬はタンチョウも有名らしく、やたら見ます。牛と、蟹と、タンチョウ。道は9号線をまっすぐ行くだけなのですが、単調すぎて(洒落じゃない)眠くなります…。。。
そういえば地図を見ていたら、ここのあたりにもと内宮や外宮があったと書いてあったのですがあれは本当なのだろうか。
あと神鍋が遠い遠いと噂には聞いていましたが(よく大会をしている)、本当に遠いことも身にしみました。遠いわ。

城崎と言えば、外湯めぐり。旅館のユニフォームこと浴衣がそれぞれ決まっていて、浴衣を見れば宿泊している旅館がわかるので、外湯でもすっと下駄が出てきます。こういう、街中で観光しているところは好き。
おすすめは地蔵湯で、というのもここの休憩室から見えるのが駅へと続く道であるので、すっごく温泉街的な風情があるのです。

城の崎にて。志賀直哉のこの作品の舞台で、生と死について考える…そんな城崎ごっこをしようとしたのですが、普通に素敵な土地でしたので気分になりませんでしたww
この地を訪れた文豪は多く、志賀を始めとして島崎藤村有島武郎泉鏡花などたくさんの碑?がありました。…精神不安な人多くない?
でもぼーっとしていると、どこまでも自分を自然が一体化してしまいそうな、そんな自然の大きさがあったように思います。

お宿は錦水。3つの小さめな貸切風呂と蟹料理が有名らしいです。
とりあえず蟹鍋の後のお雑炊が半端無くおいしかったことだけは記しておかねばと思います。私のテーブルはなにせ4人中3人がそんなに蟹に興味がなかったという奇跡のテーブルだったので(私も好きだけれど蟹しゃぶは3本くらいで十分。ああ松葉蟹なのに…)まったく蟹が減らなかったのですw
朝もばっちり起こしていただけます。(お願いした朝食の時間に起きないとコールが鳴る。しかも段々音が大きくなる!)
…お客さんにドSですねww

そのあと友人たちは天橋立など行ったらしいですが、私は用事があって帰りました(冒頭に戻る)
今度はもうすこしゆっくりしていきたかったなあ。。。
ちなみにこの街もかつて地震で焼け野原となったが、「温泉が出るかぎり頑張れる」と復興したそうです。そう、頑張れる。頑張る。やれることを着々と。