鞍馬~貴船へ

Q. さて、鞍馬寺から貴船神社まで歩くのはどのくらい大変なのでしょうか?
A. たぶん空鉢さんまで登るのと同じくらい。神護寺や神倉神社なんてメじゃないです。
私の脳内アドレナリンが出始めるまでが大変なんですよね山登りは。そんなこんなでそれなりに大変でした。
雨の後なのですべるし、泥だし、ロングコートだったので足元注意だし。注意力が要るので、上りも下りも大変でした。
鞍馬天狗の伝説は義経が有名ですね。素性を知って力を貸したなら平家に敵対する人たちだったのでしょうが、平家自体は桓武天皇第五の皇子が先祖ということですし、天狗というのはどのあたりの人たちをさしていたのかしら。
この不動堂から、木の根道が始まっていました。
歩きにくいというほど歩きにくくもないですが、ただ雨の後だったので水たまりがそこかしこにあって苦労しましたね…。
ゆっくり歩いたのでまだ大丈夫だったのですが、たぶんこんな道を走りまわったら猿になれる気がする。
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雨あがりの綺麗な森を黙々と歩きました。
時の向こう 風の街へ ねえ 連れて行って 白い花の夢かなえて
甘い指で この手をとり ねえ 遠い道を 導いて欲しいの 貴方の側へ
この曲がひたすら頭の中で鳴っていました。
別にまったくミラソンというわけではないのですが(というかツバサの曲だ)、高耶さん(景虎様じゃなくて)はどこかへ連れて行ってくれる誰かを求めていたのかなあ、と思う時があります。誰かに導いて欲しい、と。それが謙信公への依存になっていったと言えばそれまでだけれど、彼はでも現世ではずっと導き続けてきた人なんだから、最後に「今度は私が導く番です」っていう直江の決意は、彼をいろんな孤独?から、救いあげる言葉であったんじゃないかと思います。
初期のころの(つまりにゃんこな高耶さんだ)彼は間違いなく直江の大人の余裕で甘やかされていたと思うので、もちろん高耶さんはどんどん成長?していったわけですが、それでもあの頃のように直江が甘やかし続けていて高耶さんが普通の幸せを手に入れていたって私は構わなかったんだ!!

と、いつも思うけどミラージュってえらい作品だよなあ と思いながら歩いていると、
あった。魔王殿。
…ちっちゃ!しょぼい!!(←f:id:kfushikian:20200726164239j:plain
田舎の小さなバス停のような(何て言い草だ)奥の院、魔王殿がありました。
一応その奥になんか社があったのであれなんだろうと思ったり、お掃除している人がいたりするので正真正銘の奥の院だとは思うんですけれど!
650万年前に人類を救うために金星からいらっしゃっただけはあります(何が?)地下には宇宙に通じる入口があるんですよ!(byくすみことこ先生)
魔王殿には貴船の方が近いです。下り道をさくさく下っていきます。
途中にはなかなかアクロバットな木々があったりします。どうしてこうなった(まさに

さて、貴船神社までは100mなので歩いてしまいましょう。貴船の奥まで行くのはどう考えてもタイムアウトでした。
さらに言うなら貴船口駅まで2km。時間に余裕を持ってください。下って行くとバス停があるのですが、休日は16:45でバスがなくなるという奇跡が。観光地だからと油断しているとエラい目にあいます。
そんなわけで最大限に急ぎながら貴船まで行きました。
ちょうど、京都への観光ポスターの一枚が今貴船です。(緑がどうのとかいうアレです)
貴船で何がしたかったかと聞かれればただ一つ、水占いです。
高龗神は陰陽師系の本でよく出てくる神様という印象がありましたが、そもそもカグツチイザナギが殺した時に生まれた神だとか。鴨川の水源、お水の神様だそうです。
水におみくじを浮かべて占いをするのですが、…すごい勢いで心が折れた!まじか!
身を慎んで大人しくしていようと思いました。

そしてとってかえし、出町柳まで戻ります。
夕飯を食べに行きましょう。
でもその前に山歩きの靴ではさすがに行きたくないので、靴を履き替えに喫茶店に寄ります。京大の目の前、進々堂で珈琲を飲みながらこっそりと。ヒールのある靴に履き替えたのですが、百万遍から銀閣に至る道は上り坂でした…;;