フルーツバスケット

フルーツバスケット、略してフルバ。

私の人生には、この物語に出会わなければこうはならなかったっていう物語がいくつもあって、そのうちの一つがこれです。

この本と出会わなければきっと私は、今も付き合う友達と出会わなかった。ありがとう。

そしてフルバの台詞をほぼ言えるまでに覚え込んだのにどうして私は今こうなったし。

本田透みたいな子がリアルにいたら実際ウザいよねとか言っていた子が、今じゃ立派な女の子してますよ。

 

最初は由希と夾のどっちとくっつくかを延々と協議したものですが…普通に由希じゃね?みたいな感じでもあったし。あんな王子様台詞を吐いていた(「かわいい」だの「攫って行くから覚悟して」だの!)頃には作者様も決めかねていたのでしょうねきっと。

まさかあんなぽっと出の女にかっさらわれるたあ…。(個人的には作者様が休載していたあの頃が最盛期でした。7巻くらいまで?)

そしてまさか慊人が女なんて設定が出てくるたあ…。これこそ完全な後出し設定。だって絶対そんな設定なかったよ!?第一胸がない!!なかった!昔は微塵もなかった!!

 

昔から今まで一番好きなのははーさんです。はーさんが昔似ていると言われ、今は楽羅と言われ…ずいぶん性格変わったなあ自分。

はとりとあーやとぐれさんすき。真のマブダチトリオ好きです。

 

由希の「お母さんを求めていた」っていうの切なかったなあ。別にいいんだよ?お母さん求めて付き合ってる人たちいっぱいいるよたぶん?

まあでも彼がもう一人の主人公としてのポジとすると、素直に納得出来る構成がいくつかありました。ああそうかって。

小さかった由希が少しずつ成長していく姿は、初めはマリア的な立場にいた透君にはない感動がありました。

最後のあたりは由希君というか、草魔全体の脱皮の姿を見て行くようで。

 

今君は山のような洗濯物に囲まれている。洗っても洗っても終わらない。そんなときは、先を考えるのをやめて、まずはその辺の洗濯物から片付けて行こうよ。そうしたらいつか、終わりが見えてくる。

紫呉さんは本当にいいことを言う助言者であるくせに、本当にただの鬼畜でしたよね。

まずはどれだけ子供なのかというね!紅野とあれだからってなぜ煉に走った!それは追い出されても仕方ない。そして追えよ。どうしてさらりと本家を出た。

今の慊人とのらぶらぶっぷりはきっと夜に鬼畜☆なことしてるからでしょ!慊人さんはもう逆らえないのよね(最低だお前)

 

楽羅の想いは楽羅だけのもの。きっとこういう恋もあるし、これで夾が引きずられたらそれはそれでただの恋。そういう現実もあると思う。

だけどそうでないことを知ってしまったから。だからいいお姉ちゃんでいられるといいね楽羅。

幸せに。

 

うおちゃんと紅野…。なんてこと。うおちゃんは「会いに来い」と叫べちゃうくらいだからそれはそれで。愛が。

「叱って欲しいだけなら、いつでも叱ってやるから」っていう姐御。

 

はなちゃんは慊人がびびる電波だからな。真性電波。「来年も、よい電波を…」あなどれん。

「罪びとの証を消せというの?けったいな大人ね…」はなかなか忘れられない。

あと「俺に出来るのは…呪詛返しをさらに返すこと…」ってのも恵ちゃんいい味出してました。

あ、でも籍真さんとはお幸せになればいいと思うけど、夾君の気持ちを思うとなんとも言えんわ…。

 

呪いの解ける順番って決まってたのかな。紅葉は一番すーっとしてたから。イイ子だよね。

世界で一番な旅人の話。あああ旅人の気持ちになったらそれはそれで幸せだったと思う。旅人から巻きあげた人の気持ちはきっとバカにしてスッとしたと思う。一応八方丸く収まるのか?

でもそれはすごく…顧みない愛は…kyrie eleison。です。

 

大切なのは、弱さゆえの向上心。

 

りっちゃんの勘違いは(慊人女装に走った説)…まさかそれほど素敵な勘違いを…。りっちゃんさんは好きです。はーさん頑張れ。あやめ自信ありげにそばを食う。ふつーに食べれ。

あ、でも思うにめしょーさんすごいよ。猫憑きの夾ちゃんに対するあの反応。平気で触ってごーめーんーなーさーいー!!ですよ。

 

正直晶さんはないよね…。慊人のことは愛する女の子だから愛していたにすぎないってなにそれ。そういう順番をつけちゃうような人には父親になる資格はありません!

 

モゲ太が真の帝王の足の裏に…。

 

歌も好きだった。for フルーツバスケット

たとえ苦しい今日だとしてもいつか温かな思い出になる

いつもいつでも優しくしてくれなくていい 

フルーツバスケット ― 四季 ―

フルーツバスケット ― 四季 ―

 

良心は個人個人の手作りだから誤解されたり偽善って思われたりする

疑うなんて誰にでもできる簡単たなことだし

透は信じてあげな それはきっと誰かの力になる