黒子のバスケ

何故ゼミ室に黒バスがあるのか、去年の先輩に問いただしたい。

おかげで試験前だって言うのに読んじゃったじゃないの…しかもかがみんと青峰が両方ゾーンに入った状態で待て次巻!で次の巻がない(卒業したから)って鬼畜なところで終わらないで!

ちなみに私はみとべ先輩が好き。ていうかあの先輩たち好き。みとべみたいな大家族のお兄ちゃん好き。無口なところが最高。

 

最初は普通のバスケ漫画だったのに、ゾーンとか言い出したからにはもうテニプリってことですよね。テニプリも一見まともだったのに、そして理屈はいつも誰かが喋ってるのに、気付いたらその理屈が亜空間なんだもの。

なんだろうミスディレクションっておかしくね?とは誰も言わない。ホークアイとか違うよ無理だろとも言わない。それがジャンプのスポーツ漫画。

同じバスケ漫画としてはやはり「安西先生…バスケがしたいです」があると思うのですが、私はアレ読んでないから何も言えない。

 

黒子の考え方は甘いと思います。キセキのバスケは「大切なものが欠けて」いて「バスケがどんどん嫌いになってく」わけで、そこから逃げただけだろ、と。

自分のプライドは影であることで、それが認められなくなっていった(独自プレイに走られたから)からプライドが傷ついただけなんじゃないかなあと。

だからかがみんをキセキに自分のプレイを認めさせるために利用したって言葉が出てくるんじゃないかしら。それを謝罪したいと思ったから。

「誠凛の夢のジャマをするな!!」っていうあたりの黒子は確かにめったくそ格好よかったけどね!この子好きな人にはどこまでも自分が支えてあげるって姿勢でいける、大和撫子の典型例ですわ。

 

かがみんいい男だよなしかし…。

リコに対して、色んなことやってくれれてすげえと思ってる、と、ちゃんと言えたり態度に出せたり出来る子は好きだ。だから日向も木吉も好きだ。あの過去編好き。

彼ら3人の間にあるのってすごい仲間意識だと思う。こういうの好き。

つうか「ハイタッチもあれしてなくね?この試合終わったらすっか」って、ちゃんと先輩たちは先輩たちで青春してるとこがいいね!!

そんで木吉の「もし一年生の心が折れそうになったなら オレが添え木になってやる」ってあたりと、そんな彼らを1年生たちがちゃんと敬ってるのもいいよ。テニプリとかね…(遠い目)

赤司の「逆らうものは親でも殺す」発言の下にでっかく「一年」って書いてあって、中二病さ加減がより増しました。痛々しい子たちやで。

 

日常風景も好きだし、青峰戦はどの試合もいいと思う。黄瀬と青峰の試合とか、青峰とのWCの試合とか。

青峰さんもこう見るといい男だよね。。

つうか中学時代黒と黄と緑でいることが多かったっぽいから青ちゃん絶対のけものだよ。桃がいるからさびしくないね!

青峰の黒子に対するツンデレ具合は異常。でも青峰とかがみんはいいライバルになれそうで、黒子と三人で仲良くバスケしてればいいよ。

黄瀬もいい試合したと思う。あの時代に青峰に憧れるプレイヤーは多かったのかと思うと(それこそ赤司があれだし)、その状態にすらうっ屈を感じる青峰が哀れ。

だから「憧れるのはもう…やめる」って言って、自分に近づくようなプレイをしてみせながら、違う通を選んだ黄瀬にこそ、青峰は評価を下してるのではないでしょうか。

しかしあの青峰対黄瀬ではずっと、大河のBGMが耳の奥で鳴りっぱなしでした。あの「ラーミーレーミファーファミレードシーレーシドレミーミレドシラードーラシドレーレードシラソーファミレドレーミー」ってやつ(わかんねーよ!)

この「もう視界の隅であいつを追い続けることもない」「もうあいつから解放されていいんだ」的な何かをどこかで読んだと思っていたら、NYバードの慎ちゃんでした。もう神埼を、気にしなくていい、俺は慎だ、っていうシーン。