そこからの眺め

・重盛の話

どう見ても私怨です本当にありがとうございましたな治承3年

・聖子ちゃんシーンはいつも幻想

 

試験の1個合格してたんでテンション高く録盛見たんですがうわあ。

重盛はね、早く死にたいなら死なせてあげた方がいいんじゃないかなって思ってましたが、すげー勢いでトドメ刺されてるなあ。

この治承三年が平家絶頂と思うと、一時的な栄華は重盛はもたらす子なんだけど、そこが最終的に見た落下の所速度だと思うと、最初に双六で塞を振った頃から彼のキャラは変わりませんね。

 

重盛の病が一貫して清盛と後白河の不仲に心を痛めたせいになってて…。

だからこういううつな子を政治の場に出してしまってはねってやつですよね。

重盛の体調を気にかけてくれる入道様とか、ぎゅってしてくれるところとか、領地を召し上げられてぷっちんするところとかで、愛情はあるんだ愛情は…ってなりました。

だけど重盛うつだからさ、もうその愛情も辛いんじゃないかなって。つうか生きること自体がもう辛いんだと思う。あれですよ皮膚が敏感だから優しく触られても痛みしか感じないっていう。。

 

「そう、そちの身を守るはそち自身しかおらぬ。母を亡くし、弟を亡くし、父は修羅の道を行くもののけ。そちは生まれたときから一人で生き一人で死んでゆくのじゃ!そう定められておるのじゃ」

おまえ本当に重盛のことよく知ってるな!!

法皇様は清盛をたぶんつつきたいんだろうけど、意外に重盛にも情があるんじゃないかなって思い始めてきた。

後白河さんはいつも自分をにらんでいて対立してゾクゾクしたい人って考えると、それを清盛だけじゃなく、重盛にも同じことを考えていたっておかしくないな、と。

それで重盛が死にそうでへろへろになってて、「あとをお願いします…」なーんて言われても彼にとっては面白くない。「もっとお前はやれるだろう?」ってなって双六登場みたいな。

実際平家と法皇の関係性を改善するかどうかの双六やり始めてからは、重盛の目に光が戻ったというか、キッてにらんでくれたわけで、後白河さん的には理想だったんじゃないかしら。

重盛さんはそういう野性をことごとく自分の理性で封じて、綺麗な一生を終えられたのに、後白河さんはそういう存在に、生きる汚さとか必死さとかを容赦なく暴いて、それでもなお沸いてくるものが生きる力なのだという人生哲学のもとに、他人に容赦ない気がします。

まあ同じく死にそうだった清盛に「この死に損ないが!」と半泣きで怒鳴りつけた方ですがやはりこれは愛情の差ですかね?

というわけで私はこの回を見て後白河が大好きになりました。少数派であることは重々自覚しているぜ。

 

今更ですがこの時代の双六の仕組みがまじでわからん。最後、清盛が入ってくる前、結構いい目が出てたと思うんだけど。

最後に決着をつけなかったのは何故か。40年前は負けそうでヒスったんだけど。それで清盛は重盛をぎゅってかばったわけです。

清盛にとって重盛はいつまで経っても明子ちゃんの息子でしかなくて、汚いもの(悪意)から守りたい存在だったのかもしれんなあ。「それではダメ!」って言ってくれる後白河さんまじ後白河さん。(アランフェスの柴さん的な)

 

「とく死なばや」「早う、死にとうござります…」大事なことだから2度言いました。

そう言えばここまでずっとマヴェマリのカッチーニだったんだけど、個人的にはここにはもうちょっと勇猛な曲でもいい気がしてた。だって死んじゃう時に、璋子様みたいに愛に包まれてたわけじゃないんだもの。いや包まれてた(親父の愛に)けど。そうじゃなくて、初めて真っ向から法皇様を見たのなら。

その後に、水琴窟っぽい水の音がしてさ…いやこれ要するにここから壇ノ浦への序曲なんやろ?みたいなねー!!

んでまあなんで早く死にたいなんて言ったのかなあって…。

清盛さん的にはもののけの血があるから、結局家族<自分(の理想)になってて、だからそれを後白河さんは思い知らせに来て、それを思い出して清盛さんはなおさらぎゅーするしか出来ないと思うの。

 

くっそ意味不明な妄想をしてみるとですね…。

やはり一人で生きて一人で死ぬとか言われた後に早く死にたいってことはもう一人で死にたいってことかしらって。

今父に包まれているんですけどそうじゃなくて一人で死にたいと。

後白河に気付かされたように。一人の大人として死にたいとか。

あとは後白河×重盛が史実みたいにあったとしたら、後白河は一人で生きて一人で死んでいくんだから私も同じように、とか。

後白河に精神フルボッコにされたなら、もうやだ死にたいっていう…前回止めたのは間違いだったのか、私の理想の国はもう潰えたから生きる意味がないってことなのか。

うーん…あとは…やっぱり後白河と清盛の確執に心を痛めて清盛が思うように生きられなかったから(処断出来ないとかね)、もう早く死にます、後白河が平家と両立する未来に向けては邁進しないでしょうから、私は早く死んで、父上の思い通りにしてください、とか…?

いや物語通りに取るなら、普通に自分の忠義に意味がないとわかって、絶望したっていうことなんだろうけどさあ。それだと救いがないからね?救いは自分で作り出すものだ(キリッ

むしろ親父に対するごめんなさい、的な?やっぱり後白河のことわかってなくて、幽閉を止めてしまってごめんなさいとか。今まであんなイカれたもの相手にしてたんだねって。

ううん、でもやっぱりあの早く死にたいには、どこか赦しの要素があった気がするの。誰に対する何なのか知らんけど。ピエタみたいな体勢だし。ううむ。

 

あと前回の次回予告で、後白河の台詞に清盛の絶望をかぶせてあったから、母と弟なくして一人で生きて一人で死ぬは清盛のことか…と…ってああ清盛のことでもいいんですね…これは…。

清盛にとって重盛は、若き日の理想の象徴でもあるわけで、それが汚されないように守ってたのかなあ。

 

治承の時の清盛のメイクが、顔にしみがあるし髭にしわもあるし、あー老けたなあって思いますね。痩せたし。

もののけさんモードアゲインは久しぶりですね…なんか明子ちゃんが亡くなった時に喧嘩キックして以来じゃないですか?

聖子ちゃんが化け物つか聖子ちゃんあれは実は物語の誰よりも物の怪さんだったんです?(゜o゜)

成人してロリでなくなった盛子様。あの子役の可愛さは異常。

しかしあの件では時子時忠の力が宮中ではないことを示したみたいでよくわかりませんね。確かに滋子がいなくなったからとは言え、今の帝サイドの義母なんですけど?まあ帝VS法皇になってるし(それは白河院の時代から変わりませんね)、あの時は高倉帝擁立のために後白河も容認してたけど、もう高倉帝に興味がないということでしょうか。でしょうね。後白河さん興味あるの滋子だったもんね。ねじれた意味で清盛もだけどね。

ってか盛子ちゃんの件で清盛さんキレたんじゃなくて、重盛の件だよね…あってるけど盛子ちゃんは?

盛子ちゃんの件に関しての兼実さんの玉葉が色々書いてくれてたはずですが、重盛さんについてのお話を、この大河なら書いてくれるかなって。。だって兄貴が平家に襲われた時にも重盛の無実知ってたじゃない…!!

 

後白河幽閉の時の宗盛の顔がね…なんかちょっとしっかりしてた気がするの。

宗盛は本当に重盛に「平家を支えてね」って言われても何の感慨もなさそうだし、重盛が死んでくしゃっとして泣いてしまうようなこともするけれど。今回の重盛の件で、ちょっとしっかりしたらいいなって思う。願望。

 

・聖子ちゃんもののけ

いや…ホラーです?

だってさ…「いかがにござりますか。そこからの眺めは?」って言うのが最後にエンドレスリピートで、法皇と清盛を交互に映して、それで安徳帝の開けた穴から見る清盛の片目ですよ?

着信アリ(だったかなあ、何かのジャパニーズホラー)の、チャイムが鳴って「はーい」って出て、のぞき穴で見たら真っ赤で、思わず顔を引いたらその瞬間にのぞき穴から爪がシャーって出てきたの、あのトラウマ思い出したわよ!!

ここから先清盛さんの前に姿を現さないなら…聖子ちゃんはきっと…幸福の女神だったんですね…(適当)

 

・伊豆組

ほのぼのしてるなあとか言えますか?あなたが抱いてるのは大姫です(全てをフラグにする素敵な言葉)