Grand Hotel Et de Milanに宿泊した 2014.9

一応老舗ホテルに泊まったんだし、書いておこうっと。
モンテナポレオーネ通りの出発点にあるようなホテルで、老舗も老舗。スカラ座にも近く、まさにうってつけのような場所にある。

というか止まった部屋が、ヴェルディ部屋(ヴェルディが最期をむかえたホテル)の隣だった。割と静かな部屋であって、窓は正面ではない。それなりに静かな部屋だった。
むしろあのイタリアの中心地にあって、静謐という言葉が似合うような場所だった。
そしてわずかに冷たい雰囲気。冷ややかというか、ぴんとした冷たさがある。ちょうど、雪がとける前に朝のような。
ヴェルディの亡くなったときは路がうるさくないように、ミラノっ子が気を遣ったとか書いてあるけど、じゃああの部屋の前は路電だったのかしら。)

ホテルのフロント自体も割とポンと骨董品が飾られている。そして廊下にこれ見よがしにスカラ座の演目が飾られている。
グランドホテルは名前だけであのグランドブタペストホテルを思い出すわけだが、そんな古き良き老舗をイメージしていた(が、よく考えたらそこまで広々としてなかった)。
あ、フロントのお水とかは別にウェルカムドリンクではなかったらしい(母がきいた)。お金持ちは発想が違う。

アメニティはETROであるが、とにかく私の好きな香りである。伽羅じゃないかこれは?

歴史的なことが好きなオペラファンは止まってテンションあがるが、普通のホテルとしては値段にしては高すぎるわという印象。
場所がいいから使いたくもなるけど、ねえ。

Don Carlos

ホテルの中にある、レストラン。
スカラ座があけたら一杯ひっかける場所であったようであり、我々も正しく使用してみたw
やっぱりホテルの中にあると、ホテルに泊まってます!って鍵を出した方が話が早い。
部屋にワインを持ってってって頼んだおっさんにならって、部屋にお水持ってってくれる?って頼んだら、もうすでにお休みのお水が置いてあったという罠。ええいこれだから高級ホテルは。
美味しかったかどうかの記憶はいまいち曖昧。たくさん食べたけど、それ以上に飲んだからなあ(そればっかり)

そして周囲がオペラファンなら垂涎である絵、とかがほいほい飾ってある。
しかし「これ誰?」ってウエイターのお姉ちゃんに聞いたら知らないと言われた…ちょ、そこは知ってほしいものだよ!正当なるミラノっ子なら知っていてくれ!(これは希望なのかなあ)