砂漠殉教

 

昭和編を呼んだ今となって思う 村内とはなんだったのか
それとも昭和編ブルース時代には出てこない人なのか?もしかしたらこれから出てくるのか?
私ブルースが阿蘇編までやってくれる気が全然してない。いくらなんでもこれから後半戦です!ってのんびりしすぎじゃないかな。だから村内とはかっこ仮の人だったのか、昭和編ブルース(レガーロ時代の)以降の人だったってことにしてある。
まあ昭和編全部終わった後にすべてのつじつまがあってぼーぜんとしている自分がいるかもしれないのでこのへんで。

私の中で昭和編が本編とやっぱり繋がらないし、言っちゃうと年下直江なんて違和感しかなくて、新しい萌えをありがとうとはなるけど、昭和編は準公式番外編な位置付けとすることで落ち着いてる。
あの美奈子も見てるのつらい…昭和編完遂できるかなあ。
しかし関さん直江も最初無理だったけど段々慣れてきたしそんなもんかもしれない。でもやって頂いてることにぐちゃぐちゃ言いたくもない。。

結局自分の妄想の中で遊んでるだけなんだよな… そんなやつらの顔色を伺って生きるのはもうたくさんだ…! はいすみません

昭和編の尚紀君のことはひとまずおいとこう。もしかしたら村内も昔はもうちょっと違うキャラだったのかもしれないしな!
天涯孤独だったはずだ、とか村内が書いてあるけど、でも笠原さん天涯孤独じゃなかったわけだし(笠原家を家族と考えなかったなら、もしくは勘当された、もしくは織田に殺された、とかじゃなければ)、かつての友人も黒い服ばかり着ていたとかそれは喪服になったのは結構最近じゃねーか、とか。
ていうかあなたにはまだ早いですよ的な扱いを受けていた(ような気がする)ビールの飲み方が一緒って、…うーん、この尚紀君村内の前とはいえビール飲むようなキャラクターだろうか?駄目だあんまり昭和編読みこんでない。
だからおいとけって。
もっと楽しい妄想しようぜ。明子さんはもしかしたら美奈子の友達だったとかあの孤児院仲間だったかもしれないとかマリーちゃんの歌仲間とかな!

笠原の甥か?って書いてあるんだけど、甥っ子って発想は笠原尚紀に兄弟姉妹の存在を見出してしまうんですけど、そんなこともなく笠原家が天涯孤独になるってどういうことでしょうか?
それより兄弟姉妹ができて笠原が景虎様にイカれた結果天涯孤独になる方がいい!笠原家の人たち悪い人じゃないもんね!
だけど今のところ尚紀君が美奈子さんに手を出した出さないとかそういう頭お花畑なのが許せないところは若干あるから無視しようかな。これで笠原家までつぶれたらマジでうんざりしてくる織田のやり方に。レガーロつぶしたならそれも十分ありだけどね。だけどさすがにまじ関係ない人たちじゃないか。

村内に佐々木の名前で出したってことはやっぱり二人とも生きてた時代(つーか加瀬さんが生きてた時代だ)に出会ってたわけで、東京の話だよなあ。

佐々木さんこと色部さんもすべてわかってて行かせてしまった挙句あのファイナルステージであんな再開するのもどうかと思うのですけど。
色部さんって結局あの時死んじゃったんだよねえ。チーム夜叉衆だろ、とっつぁん。はー泣ける。チーム夜叉衆ってやばくない?この言い方やばくない?400年ごにょってた彼らが最後には走る道は色々分かれていったけどそれでもチーム夜叉衆って。はー萌える。
いやそこじゃない、そこだけど、色部さんって結局このお騒がせ主従に巻き込まれて、お互いのエゴイズムに一瞬でも崇高を感じてしまって敗北を認めていかせてしまったわけだから。
なんかかわいそうだ。色部さんにとっての主従って、謙信に対する思いは、直江から向けた景虎様への思いと、同じくらいあったはずなのだ(主従の思い、ってだけのベクトルで見れば)。だから一般的に考えればどう考えても色部さんがまともなのに、結局彼は一人で上杉を背負わざるを得なかった挙句あの方向に持って行ってしまったというのは、彼の力不足を示すものでしかなくて、その時きっと、みんな色部さんの苦労をわかりつつ、景虎様ならって、400年のことを思ってしまった人もいたんじゃないかなって。
というか一番そう考えたのは色部さんだったと思う。

はー砂漠殉教ってせつない。20.5巻としてふさわしい切なさがある。

しかしここでクレジットカードとかゲットしておいて、四国にいることもきっともろばれだったろうに、織田からの侵攻が忙しすぎて色部さんは把握どころじゃなかったのだろうか。だろうな。
鮎川を遣わしたつもりだったけど彼も彼でイロコイに狂った(語弊)もんな。

砂漠殉教はやっぱり直江の名セリフが多くて好き。彼が彼として、を確立していくシーンは好きです。
景虎様はやっぱり動揺はするけど一人で歩いてしまって私とワルツをな人だからね!ついね!

直江信綱上杉景虎に殉じる人間です。私はあの人に殉じて生きる存在です。千年先も。永劫―

あーあーあーあーあーあー!!!!!!!
これさ、この覚悟もっていってさ、それでも37巻のときのイセの神官を見ると、覚悟よりも、ずっと景虎様がいなかったことが、直江にとって重かったんだよ!

直江名セリフで私が大好きなのが、

蜃気楼を現実にするために、行くんです。

これ!これ最高に好き!道が、細い細い、ほぼ途絶えてるような道を、蜃気楼を、それでも彼は捜して、現実にしようとして、それはきっとあのファイナルステージで織田に下った時もそうだったんでしょう?あー好き!

何か透徹とした揺るぎないものを掴んで帰ってきた直江に、色部自身どこかで救われている。

この辺りから直江も景虎様化してきたからもう…ああああ切ないよう。
ゆるぎないものをつかんで、そしてその想いひとつだけで、自分の中の指針だけを頼りにして、直江はずっと追って、そして最後に自分の中で眠らせてあげることが出来る自分を幸福に感じているって。
あー私やっぱりあの結論本当に好き。

愛していると言わせてください。   
そしてかぎりない忠誠を。   
はるか地平無き……歴史の彼方まで。