大阪 2015.9

行く前「正直大阪って何もないからどうやって時間つぶしていいかわからないんですよね」
行った後「大阪最高じゃねーの」

いやだって私そこそこ大阪駅には詳しかったし(10年以上前の話ですけど)、今回の場所は大阪駅の近くだし、一人だからUSJとか行っても滑稽の極みだし、とか思って、せめて大阪で美味しいお店とはとお伺い立ててたりしてたんですけど、普通に大阪面白い場所でした。

大阪企業家ミュージアム


ここに至るまでは聞くも涙語るも涙の迷い物語があったわけですが(要するに適当な地図を頭を入れてふらふらしてたら90度違う方向に行ってた)。
大阪企業家ミュージアムで五代特集やってるって書いてあったらから来ました。
ええなんつーか休日にこんなところに来る女性が珍しかったのか知りませんけど、若干「解説してやろーかプレイガイドはもったか」みたいに話しかけていただいて…ええ、人見知りには辛い。
でも最初のビデオから、なんつーか「商人の町大阪」の維持を感じました。
自由経済をうたった江戸時代、商業の中心であり、自分たちの力を重んじた。これは堺。そして明治になり近代国家に主権をはく奪されそうになったときに、色んな人がどうにか商業の発展に力を尽くしたと。
五代がなんで大阪の恩人とか言われてるのかと思いましたけど、その理屈があったんですね。

長崎で五代は木戸さんとかりょまさんとか、それから上海でも晋作さんとかと知り合ってました。
正直あの薩摩嫌い、他藩嫌いの高杉さんが好きになるとか、そうとう五代ってすげーんだろうなって。
そして木戸さんと江戸に一緒に旅行するとか(そんなお気楽な状況ではないが)まじうらやま。
造幣局作る時も(時間なくていけなかった)トマス・グラバーに依頼して安くしたとか。
大久保さあと仲良くて(親友…え?親友!?)、在野に下る決意をしたと。この友情が本当に美しくてですね、ええ、渋沢栄一もいいけど五代もいいじゃんって。大久保の知恵袋とか五代さんがイケメンなのも相まってチャラ男から一気にクラスチェンジですよ。
ところで大阪会議結構五代さんも関わってるけど、やっぱり中心には明治夫婦がいるわ。
大阪会議の結局大久保さんに転がされてるところも、五代が関わってたかと思うと、そのうち木戸さんの寿命を縮めた一因ってここじゃんとか思わないでもないですが、でもねえ、やっぱりあれ大久保さん一人じゃ無理だしまだ俊輔も狂介も成長してないからしょうがない、か。
大久保さんは五代大好きなのか知りませんが、甲東の文字描きすぎです。
あと黒田と五代一緒に酒飲もうとしてるんだけど、五代ってやっぱチャラ男なの?それとも懐が鬼のように広いの?ちょっとよくわかりません。

適塾

松下村塾と比較して遙かに立地条件がいいわ!さすがです!
木戸さんが大村さんが好きで土方さんが大鳥さんすきなら、私も適塾は愛さないとなって(使命感)

まずさ、2階があるし、つうか女中部屋とかあるんですけど?なにこの広さと美しさ。松下村塾とひかくしてry
とても階段が急でしたw松本城よりひどい。
2階にヅーフ部屋ってありまして、いやもう木戸さんのシメジといい、当時の人の英語力には目を見張るものがありますね!
塾生の大部屋とか割と狭いけど、柱にキズアトあったり、意外と松下村塾とテンション違わない気がしてきました。あのアスペますじや常敗将軍大鳥さんといったメンツが喋るのかはともかく。
お勉強大事だなあ。私もしよっと。
割とオランダ系で学んだのは、もちろんその他のこともあるんでしょうけど、やっぱり、一番は医学のことでした。赤十字の祖でもあるし、コレラの流行(やめてはなもゆのちょっと面白い松陰先生思い出した!)もあったし、うーん一生開国しなければよかったこともあっただろうけど、時代はそうはいかなかったんだなと。