五稜郭を落した男

 

五稜郭を落した男

五稜郭を落した男

 

 

安定の秋山先生で私は嬉しい
というか幕末明治期のイメージって秋山先生からきてるんじゃないかな皆さん。気のせい?
私皆さまが「市ぃ」って呼ぶからなんの違和感も持たずに市ぃって呼んでたけど、誰だよ言い出したの。本名ですらないわ。秋山先生の可能性すらあることに気づいた。
だって最初っから高杉さんの市ぃ呼び。そして市が高杉さんに凌辱されている最初っから(メンタルで)
高杉さんも市も自分の毛利家への忠誠と、先祖代々の誇りがあって、言わば「体制側」であったからこその、どうしても松陰先生へ狂うことができなかった歯がゆさは、高杉さん日記を読んでいるとたびたび出てきますよね。俺どうしようみたいな。そして周りに理解されないとか愚痴愚痴言い出すw
忠と孝のはざまでって、私は思い出すのはあの窪田君の受け受け強い演技なんだけど(おいおい)、皆戦ってるよね…。

高杉さんってほんと四境戦争で死んでよかったわよ…。実際長生きすると色々恨まれて英雄になれないからね。ガタとか。(いやあいつはw)
下手したら脱退騒動の時どうなってたかわからんからね。まああそこはさすがにお父さんに従うと思うけど、それだったら英雄にはなれなかったし。
(高杉さんいたら脱退騒動にはならんかったかってわけではないでしょうしね)

この構成もうまいよね…というか私の長州イメージとあってるだけって言い方の方が正しいのかな。吉田松陰の戦い、久坂玄瑞の戦い、高杉晋作の戦いときて最後に山田市之允の戦い。「五稜郭を落とした男」ってのは確かに市のことでしょうけど、言わば長州のこの流れで倒幕をなしたっていいたかったんじゃないかなあ。
何度もいうけど!!幕末長州は千本桜なんで!!さあ光線銃を撃ちまくれ!!!

松陰先生。彼って長州ではそこそこ人気の男だったわけで、いいところのおうちなんですよね。大河ではあんなに農民くさかった杉家ですけどw
それでああなってまっすぐに育ってしまった彼をフォローする周布さんかわいそう。周布さんいつもいつも問題児の後始末しているイメージですけど、奴自身が幼き日々にそういうことをしているということを伺ったので、ええ、まあこんなものかなってw
桂さんもフォローばっかしているように見えて、昔そこそこ江戸でやんちゃしてるし、明治になっても割とめんどくささプライスレスなので、まあいいかななんて。
松陰先生のすごいところは、自分で藩に大砲おくれって言って(このオネダリ癖って完全にのちの晋作ぼっちゃんじゃねーか)おいて、なんかあったら俺切り捨てればよくね?とか言い出すところですよ!!藩から買っちゃったらそういう問題じゃねーの!
そいや「僕」って長州が言い始めたんですか?なんで?つかそれが広まったとかすげーな。自分のこと僕って言うやつに萌えられる勢い。

高杉さんが大人しくしてた期間は京で久坂が暴れまわってた時期ですが、それって要するに桂さんもじゃん…。久坂も大概ですが、人見知りで長州大事な高杉さんにはこの役目は無理だよなあとは思う。だから高杉さんが長州へ取入ったり上海いってたのは別に久坂との別れは意味してないと思うのだけれど、松陰神社とか松下村塾完全にそんな感じで書いてて、そういうものなのかな、そういう認識でいるのかな長州ではって思いました。
だって確実に光明寺暴走の時とか高杉さん尻ぬぐいだもんね

あ、私ふるかわせんせいのおかげで立派な木戸山田派ですけど、桂さんちょくちょく出てきて市に対して好意的ですね。はー可愛い。桂さん→高杉さん→市のこのルート本当に美しい。

あ、ガタ市はですね…ええ…どうなんでしょう。市にとってガタってやっぱり目の上のこぶなんでしょうか。つかガタって割と誰に関してもそのポジションw
でも最初は市はガタより勝ってたし能力的にも勝ってたけど、うーんやっぱりガタみたいな執念がないから、かなあ?市にとっては。
しかもこの市、ガタの地雷を全身全霊でなんの悪気もなく踏み抜いていくから笑えます。いやおまえ…。高杉さんでさえ察してたぞ。。
それで高杉さんが市ばっかり欲しがるからガタキレてんじゃんwwいや高杉さんほんとガタの扱いには結構気を遣ってない?確か伊藤の時もそうじゃん、それでブミがキレたんじゃん。それをごろちゃんが「高杉は山縣の期限が治るようにかいたのだ」とか言って…笑えてきた。
ガタが完全にアスペで笑えます。やつはA型ですから桂さんとは仲良くなりきれないでしょうねたぶん(A型同士は反発すると思う)(B型同士の高杉さんと龍馬さんは仲良くなれる)(そしてきっと五代はO型)

いやしかしそう言えば来島の親父を説得しに行って脱藩→戻って野山獄とか割と甘い…本当に甘い…。
しかも市はさびしがりの高杉さんにはついてってあげないと…と「場の雰囲気に流されて」脱藩とかちょっともう本当に二人とも
>>>脱藩とは<<<

あと入江意外とあつい男だなー。入江は私の中では四天王の良心(ただし怒らせると怖いお母さん)と言うイメージなんだけど。

そんで功山寺決起どうするのかなーと思ってたら、まあとりまガタも市も背後は任せたみたいな感じになってますね。
それでもいい。ガタとか確実に動けなかった(性格的な意味で)だけだと思うし、市は叔父のために動けなかったんだと思う。でもそれを振り切って坊主になってくれるのはいい子たちだよ。
どうでもいいけど今これ龍馬伝高杉さん見ながら書いてるからイメージが伊勢谷さんになってて100倍かっこいい。龍馬伝のさらば高杉晋作の桂高さ加減は異常。

「惚れた弱みじゃ」って市ー!!!!そうよたぶん高杉さん死期を悟ってたんだと思うのよ!
でも龍馬伝のようにイギリスいきを結核のためにイヤがったんじゃないと思うけどね!!日本にいたかったんじゃないかな!あのイギリスいってもしょーがないしね。

「見よ、義助、城がもえちょる」なんなん…はなもゆの高杉さんもほんと先生と久坂のことしか頭にない人だったけど。。ていうかなぜこの言い方に私はよく出会うのか。伯符さまご覧じろ事件はトラウマ。

そして「見舞いに行くことができないほど自分にとって高杉は冒さざるべき神聖な軍神だったのだ」って一文に私の涙腺が崩壊です。
なんか割と高杉さんの死については、桂さんも似たようなことになってた(同人でな)だけに…。
とりあえず、市、さびしがりの高杉さんですが、誰でも死ぬ時は一人なんで、脱藩の時みたいに一緒にいったら駄目だよ誰も…。
市にとっての高杉さんがいつまでも輝いていることを祈ります。

この頃から駒井が台頭してきていますが、私は駒井×市も忘れてませんよ。

そして「その根底に流れるのは複雑な高杉への思慕だった」ってもうやめてよガタ閣下!!!
ねえ最近気付いたんだけどこのガタの二重心折られた功山寺+後継ぎ問題って誰か喋ってんの?誰か証拠でも持ってるの?持ってるなら教えてください!!!ほんとうにガタってこれで心折られてる???ねえええええええ

はーあなかなかよき長州本で…稚児よ…
やっぱり幕末長州がかきたかったのであって明治になってからの市を描きたかったわけではない!というのが鮮明に出ていてよかったと思いますw