相国寺 法堂・方丈 2016.1

続いて法堂へ。
ここも鳴き龍が有名だそうですが、うーん私が手を叩いても鳴らなかった。
秀頼様がお作りになったそうで、勝頼さまと同じく二代目で「頼」と名のつく人ってたいてい悲劇の武将になるよなあなんて考えてました。
真田丸1回目で勝頼さまがとても美しかったとTL上が大騒ぎになっていましたが。
私は江での秀頼さま好きでした。ずっと黙ってて、主人公だからだけど茶々様が色々やってる中で、すっと会話してきて、若い秀頼VS否応なしに老いを自覚せざるを得ない家康っていうのがよかった。
彼はここを作って何を考えたんだろう。

法堂の座には法を説くための場所。
仏の前に座って仏の代わりの顔をして説くのかなあなんて。あの場所にいる人はどんな人なんでしょう。三蔵か。如来の前ね。
金閣燃やしたくなった僧の気持ちがわかる気がする。て、金閣相国寺塔頭か。

如来見てたらぼーんやり高耶さんのこと考えて涙目になったけど何考えたか今となっては思い出せないわ。結構肯定的なことだと思うけど。
彼のように生きたい。私は彼は直江の中で生きているってことになっているので、直江が死なないわけだから高耶さんも死なないのよ。
でも高耶さんっていうのかな、景虎様なんて所詮400年しか生きてないのよ。高坂なんて1000年以上なわけだ。ねえ400年ですよ。ずっと生きてるなんてとても長いけど、これからの直江の中ではそれ以上で、でも直江はそんな景虎様を眠らせてあげてずっと生きるわけでしょ。だから景虎様も死なないわけです。景虎様は永劫の幸福を受け取って散華の中で眠るの。
書いててやっぱり涙出てきた。

方丈へ。
ここはとてもいいお庭でした。私の中では無鄰庵の次に好きだね。

深山幽谷を表した枯山水。立体的であまり見たことのない様相ですけれど、あの幽谷の趣が非常に美しい。
水は山から生まれ出て谷となり川となり流れて行く、その大河の流れが厳峻さを持って表現されているような。
あ、そう言えばここにある法華の文字ばっかりで書かれた絵みましたけど、この作者様オタクですよね。

こういうところでほーさん修行してたのかーという座禅堂とか浴室とか。いやもうちょっと妄想するところあるだろ。
浴室な…蒸気浴しつつ体に湯をかける方式なんですって…ほーさん思いっきり湯につかってた気がするけどな。

これ禅宗の教えではない気がするけどやっぱりこの世は色即是空ですよ。一切は空でありだけど色なわけですよね。生きることも死ぬこともそこまで変わりはないのではないでしょうかね。
いやまあ何言ってるんだって話ですけど、落ちつく場所ということが言いたかっただけですはい。

近くだったのでふらっと御所まで。蛤御門ー。