昭和元禄落語心中



石田彰が神すぎるということをいつもいつも言われておりましたがこれが最たるもの
そしてこの漫画読んだんですけどやばいね色んな意味で
すごくないかこれは…
この役を石田彰がやって林原のめぐみさんがこれってもう涙目ですよね。
我々の愛を試しておられるかのようなキャスト。

「菊さん、あたしたち、死んじゃおっか?」
これめぐさんに言われたら死ぬしかないよね ねえシンジ君 みたいな。

一人で生きてきた菊さんが、ようやっと助六と一緒になろうと、間違えた、人と一緒に生きようと、一緒に落語やろうと思った瞬間に心中しちゃうとか。
これだから菊さんはもう助六から離れられないじゃないか。
いつになったら殺してくれるのって。菊さんが小夏ちゃんと生きてるの自家中毒に近いよ。

だからめぐさんの曲(これ林檎ちゃんが作ったってところがまたすごくないか)のラスト、
「あたしはひとりぼっち」
これ、菊さんもだけど、みよ吉もなんだよ。みよ吉のことを、助六も菊さんも、一番に思ってたわけじゃないから。菊さんも長い道を一人で歩かなきゃいけなくなったからひとりぼっちなんだけど、みよ吉も結局ひとりだったんだなって。
まあそう思うと菊さんは一人で落語と朽ちていくのが似合ってる人だよ。ありがとう与太郎

どうでもいいけど菊さんが煙草吸ってんの萌える

あなたのために人生が狂ったもの同士。まあそら菊さん人を狂わせる何かがあるもんな。じゃなくて。
やっぱり助六は菊さんには自分の人生のために必要で。だから迎えにきたけど。助六はそれより小夏やみよ吉が大事だった。そこが自分を生きるってことだった。落語は人間がいなけりゃできなくて、菊さんにとっては助六で、でも助六にとってはみよ吉たちだった。

あたしはまた捨てられました。