真田丸 幸村

小林さんの不幸体質がいかんなく発揮されている描写であった。「さらに、ですか」の顔やばい。笑える。

確かに徳川としては豊臣を家臣にできるとしたら、その器で収まってくれるとしたら、よかったのに、ってことだったと思うけど。状況はそれを許さなかったし、なおかつこれから江戸幕府になっても浪人の反乱はたくさん起こったから、その旗頭として掲げ挙げられても仕方ない。潰しておかなきゃいけなかった。追い詰め方は露骨だったけど、でも大阪城にはもはや何も残っていなかったんだものね。

そして「おまえは今まで何を成したのだ」ときりちゃんが問いかけてくる段になって、ああこの子がずっとここにいたのはこのためだったんだなって思いました。

お兄ちゃんと違ってキラキラしてて、面白みもあるかもしれないけど、叔父貴と違って何を成したわけでもなく、いろんな人に影響を与えられたとしても、彼自身は何も成さず。

たくさんの人にたくさんのことをいわれ、そして、鈴がずっと鳴っているのが、今になって届いた、その音がとても澄んでいた。

「あなたの幸せなんて聞いてない」ってきりちゃんほんときりちゃん この一連の流れ。

あとね!名前変えるときに散らばった紙の中に「勝頼」ってあって、クラスタそれだけで死んだ。

幸の字と。村の生活を、拾って彼は幸村になるんだなあって。