おめでとうございます

あんまり書くこともないけどちょっとだけ。
私が片手間にやっていた時代、本田選手が一人で頑張っていたことの意味がここに集結したのがすごく、すごくよいです。松岡さんが本当に素敵な人ってことも含めて、あのボロボロに泣いている織田さんに、そういうことを言える松岡さんは本当に素敵な人です。
あの時はヤグ様とプル様全盛期で、私顔がひたすら好きで(演技も好きだったがそれ以上に顔が好きだった)プル様を応援していた時代で、本田選手の演技そのものは派手には見えなくて。(いやソルトレイクとか本当に上にあの異次元の戦いがあってそれでもその中で4位って半端じゃない選手だったんだな!ちょっとメダル以外意味がない的なテレビ見てて気づけなかった)でもその1枠を守り抜き続けてくれたことが、あとにつながったって本当だった。高橋選手と織田選手のあたりで私はもうつらくてみるのをやめてしまったけど、追うわけじゃなくて、ぼんやり見ていても美しいものは美しいですね。
高橋選手がジャンプぼろぼろだった試合あったじゃん、1回も成功しなかったとき。ステップを鍛えてジャンプも跳べるようになっても、あの時の手汗感覚えてる。
あと採点ミス…これは見ていてつらくて、だからどれだけ時間がかかってもいいから、ちゃんと採点してほしいと思うようになりました。一度舞い上がってから叩き落されるのは見ているこちらがつらい。織田選手のジャンプの着地の柔らかさ、膝がとてもよくて、だからこそ故障の心配はありましたね。
女子もスルツカヤ姐さん好きだったのになんか点数低いし、ああいう競技のあいまいさはスポーツ以外の点が関与するのも見ていて納得できなかった幼き日。サラヒューズやミシェルクワンの中での村主選手の表現力はたまんない日本!って感じで好きでした。村主選手や荒川選手はお姉さん!っていうポジだったのでその辺で見かけることはなかったけど、まだまだ恩田選手とかその辺でばんばん跳んでいた方だったから、エネルギーがすごいと思ったことは覚えています。ジュニアに知り合いが出始めたときだけど、ジュニアととシニアの境目はただ年齢だけじゃなくて、表現の踊りの部分とか、そういうものでもあったと思うので、私はジャンプそのものももちろん競技の意味では大切だと思うし時間もかけるけど、見ていたいのは表現力の部分でした。そして私という受け取り手は、欧米のものに対する感受性が圧倒的に低いので、アジア人、ロシアも含めて、そこくらいまでしか心に響かなかった…これは今はやや改善されているけど、難しい。
フィギュアの世界って小さいころはわけもわからず楽しくやっているけど、確実に女性社会すぎるので、私の性格も合わなかったし、そのうちトップにならないなら片手間で続けるほど金のかかる趣味ではないと判断してコーチとともにやめてしまってからほぼ見なくなったけど。
あの頃コーチを変えるのはつて的な意味でよくあったし、その頃のもろもろをちょっとみたあとに思うと、全部日本でやり遂げれるようになったのは感慨深いです。
こういう風にぼんやりと素敵だねって言える境地になってから見ると、ただ心配するだけのBBAになるねwスポーツはこれだから怖い。
あの頃俺が俺が感全開だった彼が感謝ってちゃんとしたセリフ言うのほほえましいし、その下の彼が眠気全開ぼんやりモードすぎて面白いですが、競技者としての彼らに学ぶところは考えること、それだと思います。考えること、無理なことはしないこと、努力はつみかさねること。

追記:エキシビわちゃわちゃ嫌いじゃないけど、過去のエキシビとか流れてきて、サラヒューズの大好きだったので。
羽生君のNHK杯の花は咲くもそうだけど、鎮魂の意味がある中でのサラヒューズのこのエキシビ、それでも立ち続ける自由の女神のようで好きです。

ちなみに花は咲くはまじで美しくてこの世界のすべてにありがとう案件でした。
一応病院行ってた頃だったしこんな美しいもの病院の待合で見ていいのかってなるよね、なった。

胸が痛くなるほど演技をまさかのエキシビってなったのは安藤美姫レクイエム。