去年の冬、きみと別れ

High & LowからこっちLDH箱推しになっているので、私のTLがこぞって評価高い冬きみを見に行きました。

岩田の女大勝利じゃないか(内容)

そもそも映画を見ない(アナ雪以来のハイローだった)ので、映画慣れしていない女が見たのですが、この映画がよいのか悪いのか演技がよいのか悪いのか評価すらできないのですが、とりあえず岩田の女になった。以上。
というよりそのあとほかの雑誌みて「子供ほしいな」って無邪気を装う岩田さんに「ちょ、ちょっと待って…もう少し心の準備をくれ…」って思う程度には岩田の女になった。
リアコとかじゃなくて…ちょっと待って…みたいな…

岩田さんがサイコパスな役!!!
ただ岩田さんに似合うのはサイコパスな役だと思っていたし、ハイローもサイコパスな役(単騎特攻とかさ)ではあったので新しい岩田さんというわけでは…なかったかなと…
(私の中の岩田さんはハイローと、素はがさつな企業人+名古屋のぼんぼんで構成されています)
岩田さんの演技力、ハイロードラマの頃はとてもとてもとても下手くそで岩田さんと町田さんと鈴木伸之さんの3人のシーンはもう回想シーンもあいまってつまらなさすぎにも程があるだろと思っていつも全然見れてないんですけれど、今回斎藤工北村一輝山本美月と演技しても特に見劣りはしてなかったのでそれは良かったなと思いました。
というよりもそのみんなの演技よりも浅見れいなが輝きすぎていて全員食われてたって確かに食われてたんだけれども全員食われてたなと思います。
あと淡々とした声がよいです。岩田さんナレーターやってくれないかな。

盲目の恋人との話

・最初に泣きながら点字をしていた恋人、あれは私の中では工に(木原坂って書くのめんどい)殺される前かなと思った。ら、あの涙は変わってしまった恋人に対して、それでも愛しているよという涙なのかなと。それとも、そうでなかった以前の、ただ翻訳してきらきらして、彼女を泣かせるような翻訳をした、そんな彼に戻ってほしかったのかな。
・最初から耶雲が何の理由でここまでこの事件にのめり込むのか、がわからなかったのでその謎が最後に解き明かされていくのかなと思ってはいた。出版社の人が、そんな男はいないとかそういうちょっとした不穏な伏線もあったのでそれは納得だった。
・それを考えるとどこかで工と関わってるんだろうなって思ったが、最初の点字の彼女のことを写真見るまで忘れてた…
・クリスマスの時の岩田がマジで岩田すぎて笑った。ただの岩田だった。口すごい可愛い。ハイローでもほぼ笑顔がなかったので、私はこの笑顔が可愛すぎて死んだ。何岩田可愛いじゃないか。岩田の女はやっぱり大勝利だなというのは確かで、一番美しかったのがあの音楽が流れながら岩田さんが彼女とイチャイチャ浜辺でしてるところだった。あれだけでショートムービーだった。
基本的に彼は顔がいいので、なんだろ…JSBhappinessみたいなMVも映えるので、あの海辺のシーンがとっても美しくて私は好きです。
・そして復讐が終わった時の涙とか、階段での見返り美人。涙は一つ終わったという、耶雲の中の化け物じゃない彼が流した涙だと思うし、小林さんへの見返り美人は「僕の本を待っていて」という復讐の化け物の顔なので、この二つがめちゃくちゃ好きです。
・最初岩田さんの滑舌がむちゃくちゃ悪くてこらこら滑舌って思ったんですけれども、だんだん最後の方たたみかけるような真相を喋るところで岩田さんの滑舌がどんどん良くなって、というか滑舌が悪いのが気にならなくなって。なのであれも演技としての滑舌の悪さだったのかもしれないなとは思いました。

事件と復讐の話

・結局よくよく考えたら斎藤工は何もしていなくないですか??本当に本当に斎藤工に復讐する意味ありましたか?とは思いました。山本美月ちゃんの事件でも帰ってきたら家が燃えてたっていうのは本当にそうだったので、彼自体にそこまで耶雲は果たして復讐心があったのか??
たくみは何もしてなくて、台風の目となっていて、周りが勝手にしたことといえばそれまでな気もするので、工がこれでまじで真犯人だったらそれはそれで本当にどんでん返しだったとは思うのだけれども、そこまでは踏み込まなかった時点でまこれはスリルサイコサスペンス(仮)みたいなところなんじゃないかしら。
だって姉は誘拐と殺害だから殺害された、そこはよい。小林さんは誘拐と殺害補助だから目の前で殺されたのはわかる。工はただ助けなかっただけだし「もう死んでた」だけだから、彼は何もないよね、一番刑務所とか入ってるけどさ、庇護者を失ってしまって彼が立てるとは思えない。だから周囲に助けられて生きてきた彼には、周囲を失うという罰だったのか。な??
・耶雲がまとまり切っていないレポートを小林に見せ続けることで小林はいやがおうにもあの事件思い出すし、浅見れいなにもコンタクトを取るということか?「僕はこのレポートは言い訳で小林さんに近づきたかった」という意味だけだったのか?知能犯であるところの耶雲があの未熟なレポートを小林に見せ続けて言って何かあるのかな。
本を出すことは、もう彼女への約束にはなっていないと思うし、彼は「化け物」になったから、その約束を果たすのは自分じゃないと思っていそうですが。

 

彼の話

・去年の冬きみと別れというのは、本当に別れたというよりも、心の中で生きていた恋人が本当に死んでしまったのは岩田さんが浅見れいなに食われたその時だったと思うので、自分で自分が許せなくなって自分が化け物になってしまったその瞬間のことだから、君というのは彼女という以上に何も知らなかったピュアだった化け物でなかった頃の自分という意味でもいいのかなと思いました。
君の彼氏が化け物であってはならないと、手紙を燃やした時に、すべてを彼は捨ててしまったんだ。
そして僕は人であることを捨てたという文章がどっかの漫画にあったと思うんですけれども、多分それと一緒かなと
・でもやっぱり盲目の女性をずっと見続けてる時点でストーカーだったなって思うし心配で心配でずっとストーカーしてるあたりちょっとキ***なんじゃねーかなと。最初っから。
・最初編集者のシーンで化け物になるって言われてて、だかそれは私は最初岩田さんは演技の世界でもやっていけるよって言ってくれてるのかなってちょっと思ったけどなんのことはないただの伏線でした悲しいね!この世界はハイローじゃない!!
(化け物ならできます、の、幼い子供を化け物呼ばわりしたところで、化け物になった自分ならできるということであるならばもしかしたら耶雲さんも昔虐待されてた過去とかない?耶雲の過去がマジでわからないのであのストーカーになった経緯が知りたい)
・「離れるべきじゃなかった」という手記は証拠のためですが、でもそうやって思ってほしかったっていう耶雲の願望としたら本当にこの男としか言いようがない。

・後岩田さんの住居が完全に無名街であったというかリトルアジアじゃんって思いました(だからなんだよ)

 

お姉さんの話

あのタブレットは何だったのかwww
まあただ寒い中プルプル震えながら手をはあはあさせながら岩田さんみたいな人が必死になってきて罪悪感にまみれてたら、たとえ事件に何の関係もなくても食うなとは思いました。
事後でなんか足を揃えて曲げながら浅見れいなに膝枕されてる岩田さんが白痴っていうか賢者モードで何を思っていたのかって…あそこが本当に分からない(でも可愛い)
わからない何を思ってたの…
抱いたら教えてあげるって言われたから抱いて、抱いた後の岩田さんの方が完全に陵辱された顔してるのは一体何なんだよ…陵辱されてるんだけどね…なんかこうなんとも言えない気持ちになりますよね
その後のあんたは自分の恋人を殺した女を抱いたんだよって言われた時の顔をもうちょっとこう…もうちょっとこうあったなとは思いました。そこだけかな演技力で唯一うーむってなったのは。迫力のある顔つきをするのは岩田さんとも得意だと思うんですけど、やっぱそれそれ以上にもっと振れ幅があるといいなとは思いますが、今回そういう演技でもなかったので、窪田正孝じゃないけど静の演技をとても綺麗に撮っているのでそこは良かったなと。
・一番どうしようもなかったのはお姉さんで、お姉さんの子役の演技が怖すぎて死んだ。
彼は性行為によって父に支配されていたからそれで今度性行為で支配するようになったのかなとは思ったけど、彼女自身あれだけの女ならお父さんに性虐待させていたくらいの感覚かもしれないし、我慢できなかったのは工が虐待されていたことではないのかな??
・工はお姉ちゃんのことはすごい好きだけど、地獄変というのは自分の最愛の女が炎の中で苦しんで死んでいくのを美しいと思う話なはずなので、確かに工の最愛のお姉ちゃんが炎の中で死んでいくのを美しいと思って撮ったあの写真は最高傑作になるべきな写真であったとは思う。
(というかそれを思うと盲目の彼女の炎の写真があれだけぶれてしまってお蔵入りになったということは、芸術の点では完全に無駄死にじゃないですかー)

他ツッコミ

・てかやっぱり斎藤工とのシーンそんなねえじゃん!!そこの二人のプロモである必要性はないよね!それを言い出したら全部終わるんだけどね!
工が撮影した岩田さんがなんでないのかと思ったけどananにあったね??
・最初第2章から始まったのあんま見慣れてないのでどっかででてたんかなと思ってたら、普通に伏線でしたね悲しいね!
美月ちゃんとのやり取りを見ていて、それが全て演技であったとしても岩田さんと付き合いたくはないなとは思いましたが、岩田だからこそあんなことされても許されるやろ的な(岩田の女の意見です)。私に仕事に集中させてくれよって言いそうじゃん知らんけど。
・美月ちゃんは相変わらず斎藤工と出会うと不憫だなと思ってましたけれど、そしてあの焼け落ちたシーン最初人形かなって思ったんですけど違った。

・岩田は一体どこからそのパスポートと金を用意したのかとかその辺りを!睡眠薬もどこで手に入れたとかそういうの!きっと盗まれた病院始末書書いてる!

・ここまで考えてあれだけど青い蝶は何の意味があったんだ。
お姉ちゃんとセックスの時に青い蝶がどうのこうのみたいなのはあったけどもちょっと謎です

その後

・その後耶雲はどうやって生きていくかと言う
彼は化け物になって、全員に復讐を果たして、その実行犯のお姉ちゃんは殺して、お姉ちゃんが好きで好きで何もできなかった小林さんにはお姉ちゃんを目の前で殺させて、で一番何も知らなかったけれども原因になった工にはもう何も出来なくさせた。
彼は本を売ってそれはベストセラーになるかもしれないけれど、でも多分もうから化け物になってしまってあの海で身投げしてもおかしくはないかなと
これからやっぱり岩田さんはどうやって生きていくのかなというのが一番考えどころ。人間であることを捨ててしまって、生きる目標がなくなって美月ちゃんも捨ててしまうから、 誰も幸せにはなれなかったと思います。

・ってかやっぱり岩田さんにあんなこと言われて踏みつけられたいよね…M女と岩田さんとイチャイチャしたい夢女には最適な映画だったような気がします。

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