花髑髏をゲキ×シネで見てきた

(私は)ワカドクロの亡霊だ…!
いやしょうがないよ。小栗君だよ?小栗捨だってだけでワカドクロの亡霊になるわ。
そしてワカドクロのときと比べて大きくなったなあ小栗捨、って思ったらそれ以上の安定感の蘭で笑った。耕史蘭のあまりの安定(体型含め)、儚さも何もないのでワカドクロが如何に太一のイメージで作られたかわかる。
地の男、人の男、二人で天の男蘭丸支えてたのか、だから兄者なんだよね。昔から蘭丸は絶対真面目な仕事人間だったわ。蘭丸はもともとああいう真面目な男だったんだと思うので、殿しか追ってないし、彼にとって天は信長様だけなんだよな。ワカドクロと違って目伏せてあげないのはそこへんのとこかな。お兄ちゃんは一人でさっさと行ってしまうんだろう。
今回は蘭と太夫は対等にみえたし、所詮外道だ、は捨にだし、庇ったのはどうあがいても可愛い弟の天魔王で、死ぬなら恩ある太夫に、ってきっちりしてたよあの男。しっかりした真面目な男だったし、狂気じゃなくてマジだったよなあ。夢見酒も要らなかったよね。あいつは最初から最後まで蘭丸だった。むしろあの森家の蘭丸だった。ちらつかされてくすぶってた熱が燃え上がったら誰であろうと止められなかったし、その風が天魔王だろうとなんだろうと蘭はこの道を選んだよね。まあ確かにさあ、お兄ちゃんの蘭兵衛とかワカドクロから入ると新鮮よ。
耕史君、成河ちゃん、天蘭の殺陣は型通りで見やすかった…きれいな殺陣だった(比較:ワカドクロ)

古田新太すごいな。やっぱり緩急自在ですごく好き。とうらぶ履修すると正子とか光世とかよくわかるけどあえてネタをいれてくれてるんだよね?彼出てくると完全にコメディになるし、あの百人斬りの、えって感じがなくなるからいいね。小栗の殺陣は結局そんなに進化せんかったな…
ただ、おまえが天魔王を名乗るならね、のシーン好きだったからなあ。本人だもんね、今回。

沙霧ちゃん動けてうざくなくて好き。声掠れてくの心配だけど、ワカドクロの時は最終的もう仲さん痛々しかったから、圧倒的陽性の狭霧ちゃんよかった。おまえになら任せるよ捨を。幸せになってくれ。
死んでもいい捨をちゃんと拾っていってくれる狭霧ちゃんでした。ただ捨、お前最終的に家康が天下をとるからなんだろうけど、この首で血を流すのはラストにしてねって言い出して、待ってくれ、まだ関東の雄北条おるぞと思った。

兵庫は前からすっきりしないんだよなあ、キャラとして絶対あうはずなのに青木くんと。青木くんが兵庫最後ちょっとバテてたのでそのへんは残念。兵庫はラストまでずっと元気でいてくれ、農民庶民の象徴なので。お兄ちゃんのほうが元気だったわ。鎌刈り剣。
りょうさんも合うはずなんだけど、太夫というより雑賀の女だわ。姐さんが太夫(胸)っぽかったけど、りょうさんは完全な雑賀の女で、かつ、蘭丸を蘭丸として認識して愛してたように思える。たとえ雑賀でもね。なんなら孫市=太夫でもいいよ。

花ドクロは大人でした!!というかいかにワカドクロが若だったかわかりました。
次のゲキシネも絶対いくね!!!!