静かの海のパライソ見ました…

しょっぱなから腐発言失礼します!

くりつる!!

岡宮来夢プロより、王家の紋章で確かにイズミル王子を操ってるのかというようなルカをお出しされたことも、そういえば王家組が見に行くねと応援してたこともありましたが、初めて全部を通してみました。
テニミュに慣らされた女には1stの全国立海の満足感を思い出しましたね。今回原作がないのが信じられない。レベルが高い。なまじな帝劇2.5なんかより上だなとは思いました。(お金もかかってるしな、やっぱり一つの文化の集大成だよ)
いや鶴丸好きになるだろこれは。もともと刀そのものは平安刀であり、私が好きな鎌倉以降の堂々たる刀ではないので(福岡一文字系列とか大包平とか)そこまで感情がなかったんですけど、完全にやらました、これは鶴の女になるよ。
最初から不穏な鶴、メンバーを自分で選ぶ鶴、あのエモサクの嘆きの後でmy name is SHIRO!、三万七千のライブ(人生)、からの静かの海「退屈な場所さ」、しゃらくせえ、救ってやれよ3万7千人!…は!?好きになるわ!十字架が似合いすぎるんだ。
しかし一番すっころんだのはそこではありません、三万七千の人生という完全に魔王降臨(この舞台、モブがうまい、歌がうまいし演技もうまいすごい)の鶴丸の後ろで!若干みんな引いてる状態で!無言で旗を振る大倶利伽羅!!!何…全肯定じゃん全力で肯定してるこわい!
からの直球のなぜ憎まれ役をやる、静かの海、慟哭を黙って聞きふらついたのを支え、お前は崩れるな…なに年下彼氏?正直浮かんでる三日月とあわせて三角関係になってたからな。
そこで頭がおかしくなったあとのライブで(このあと10分でなにやってんだよ)ラスト、台の上にあがった大俱利伽羅が鶴丸を引き上げて!自分が下りてはけて!鶴丸が鶴のように服を靡かせ飛び降りる!完璧。

鶴はエモサクに対して最初からずっと塩だったし、それは戦いという手段を安易に選んだというのが許せなかったわけですね。最初から三万七千人の人生と一人一人をみているタイプなんですよね。だから最後の一人一人にも人生があった、という嘆きに結び付く。人間臭いなあ。人間に近い神様だよ。うっ鎌倉時代と相まってなんかもう俗世を愛してくれてる神様すぎるやんけ。

もちろん松の気持ちを思うと松が鶴殴ったときは全力拍手しましたが、鶴が三日月殴るのも推奨します。いけ!やったれ!
松も最後に呪いをかけられてるし、その松のフォロー役である彼氏の擬人化()豊前江も「乗り越えなきゃいけないことってあると思うんだ」である。あの顔面力でだまされるが、いや、ないよ!?松はもう綺麗なものばっかり見てなさい!例えば自分の顔とかね。サイコパス度でいえば豊前もまあまあ高めでした。江一族たまに本当に怖いよ。
浦島もあまりにも素直であるが故に天草四郎という光の象徴になり、正宗は仕事人であるが故に、そして太閤の周りの存在がゆえに天草四郎になれる。浦島のフォロー役は正宗といわれていますが、どちらかというとお互いある程度自立できている友達という雰囲気でした。浦島はあとで本当に虎徹兄弟と歌えてよかったね(ライブ)だし、鶴も虎徹兄弟に殴られなかったですか?正宗については民衆にすがられる図をとりたかった!という強い演出の意志を感じました。
最初全然気付かなかったのですが、「戦うモノのレクイエム」で気づいた、天草四郎とお兄ちゃん同一の役者さんで、象徴として最後鶴丸は十字架をわたし彼を「天草四郎」としたんですね。は?誰よこの演出考えた人。

そりゃあ審神者の金でクルージングしてくれよ。