呪術本誌!

もともと最初に本編の1巻とか2巻あたりでは五条に宿儺が入って最強の敵になった五条先生をみんなが倒したらいいなとか、唯一無二のライバル(平安からの)としての宿五とかいいなと思ってたので、おっそうきたか本誌!という満足度はあります。2.5条。

まさかの万ちゃんがここに結末がくるとは思ってませんでしたが。いや最強と最強という私が一番すきな組み合わせだったので(そこにかなわない夏油も含めて)ニコニコしちゃう。楽しかったの~よかったねえ!

百鬼夜行リバイズの「や」久しぶり、親友(わざわざ!)に始まり、「生き物としての線引き」「花に自分をわかってほしいとは思わない」の時の夏油の顔!あーはいはいみたいな顔してるな、、そうね、最強と思ったのに生き物としての線引きをされて、先にわかってほしいとは思わないって自己防衛した夏油だから、ああまあそうねくらいの顔できるんだと思う。「みんな大好きさ」というのに等しい信頼を向けられていたこと(my one and only)を理解できたから夏油は落ち着いたと思っているので。それでその仲間のなかにお前がいたら満足だったっていわれたらそりゃあ親友冥利につきるよね(生物としての格が違うことを受け入れたうえでのはなしであり、17歳の夏油には無理だったと思うが)そしてその衣装があの五条袈裟だったことから離別してからの夏油のことを五条は否定してないんだなーとも思っちゃった。五条にとって理想を語る人間の善悪の指針だった夏油がいつの間にか勝手に理想を外れてやべー方向にすすんだのがショックだっただけでは?

17歳の五条は自分勝手なクソガキだったし、やっぱりそのケはあったわけで、特に宿儺戦はそこが全面にでていたので、こうなるよなとは思うし、よく考えれば別に死滅回遊でも虎杖くんはバスローブで喜んでたし野薔薇ちゃんも特に五条奪還に必死だったわけではないし、まきさんなんてたぶん見えてもいなかったし、乙骨パイセンは五条に二度も夏油を殺させないとかだったので、おそらく五条奪還に一番必死だった伏黒のことだけはなんとかしてあげろくださいではあるが、そのくらいの距離感だった五条先生と生徒たちでよかったんじゃないかと思っています

ななみも自分の人生を肯定できて(灰原のおかげです)まあ大人組の青春としてはここでけりがついたと同時に、確かに五条のアイデンティティは宿儺と戦うことで確立しきったようなので、生き返るにしてもなにかしらの物語が入るきはしました。

あとそれをおもうと「わたしがいたろ 馬鹿野郎」は本当にそうなんだよな、硝子さん正解です。これがホモソ(not 現場)に入れなかった女の感情だよ。伊地知さんと結婚してくれんかなもう。

五条のことをもともと神様だと思ってて、夏油との一件で人間やりだした歪と思ってて、なにを人のガワして人の味方をその形の中に押し込めてやっとんじゃと思ってたので、人間に搾取されない神様として落ち着いたの良かったねえと思っちゃったな。人間と神様のハイブリッドのアオハルの行き着く先はこれかー。