月と日の后/光る君へ

光る君へ、源氏物語が嫌いなおたくいる?いねえよなあ!というわけで細々みています。この本は彰子のお話。序盤の彰子が聞く詮子ねーちゃんの恨み、フゥウ!という感じでした、まさに吉田羊さんが円融帝にdisられてから父と兄にブチギレして弟道長を使いながら色々やっていくシーンだ!道長も道兼も「おー」とか言ってた前回面白い。お姉ちゃんおまえはきらいだがあいつはもっとイヤ!って言い切ってそれでいいのか道兼w

光る君へでは倫子こと黒木華の演技が光り続けていますが、彼女もそもそも宇多帝のひ孫だしなにより源雅信の娘であり、藤原と争っていた…というつよつよ女性ということがよくわかります。その彼女と相対する明子さんなんと源高明の娘、、道長もってる妻のカードがすごいな、どう転んでもいいような。

あとあきくん一条帝、顔がノーブルなんだなと改めて。あきくんが大河に放りこんでいただけているのも割と町田啓太が開拓したNHKの道だと思うので、頑張れーという思いでみていますが、やっぱり顔がいいじゃん…。あきくんが吉田羊さんにいい影響をうけているのをみて、ハナレイベイで吉田さんにじゃれてたれおぴを思い出しますね。あきくんが「天皇は御簾に隔てられて孤独」といってて、みつきちゃんがあきくんの孤独を分け合って定子やってたの尊いな~。

でも雪遊びのときの町田啓太はぜったい素だとおもいます。

伊周は最終的に振り回されて自分もどうにもならずに退却していったところ、まさに三浦~ってかんじしますし(なんかキャラ的に似合う)、隆家が元気いっぱいなのまさに竜星君~ってかんじしますね。隆家おもしれーおとこすぎんだよな

倫子様もだが、彰子さんも頑丈な、とおもうが彼女は入内がはやかったのでゆうて2人うんでもまだ23、それは元気だ。彰子さんの「ぶち殺すぞコラア」を女房使って広めてるの、まさにサロンの使い方。あとこの敦康の扱いこそが光源氏なんだな。

一条帝とのあれこれまでは結構物語的に尊かったのですが、自分の息子たちの代…というか頼通編になったあたりから、死んだ人と燃えた内裏の羅列になっちゃって失速したのが悲しいです。その辺が当時の感覚なのかもしれんけどね。はやり病でめちゃくちゃ貴族も死んでるし、内裏もばんばん燃えてるし、出産で中宮も普通に死んでるし、なんかこう命の価値が低い野蛮でやべえ時代ですね光る君へ、と一緒です。鎌倉ヤンキーはまだ全然ましだったのでは?!